「アグルーカの行方」<角幡唯介>を読んだ感想。現代の探検譚

 

昔から冒険の物語が好きで、
よく読んでいます。

作者の角幡唯介さんのことは、
ユニークな冒険家とだけ知っていて、
著作のなかで初めて読んだのが
この本でした。

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今の極地探検というのは、
昔の物とは全く違うのですね。
昔の探検といったらそれは国家事業
で、大げさなバックアップが付いて
当時の技術の粋を集めた装備が云々
となるのですが、この探検で使用
されている主な装備は市販品なのです。

北極探検の生死を分けるといっても
いい衣類はユニクロのヒートテック
です。

 

かつてたくさんの探検家に死を
もたらしたビタミン不足を解決
するのは、マツモトキヨシで
買ったサプリメントです。

でも、そのことでこの探検の価値
が変わるかといったらまったく
そんなことはありません。

 

なんといっても徒歩で、荷物も
人力で運んでかつての探検隊の
足取りをたどるのです。

 

しかもその探検隊は途中で129人
が全滅したフランクリン隊のことで
した。

現代の探検でも、その厳しさは十分
に伝わってきます。

 

食料が不足したり体調をくずしたり
と読んでいるこちらまで辛くなる
ような場面が続きます。

しかし、
意外なほどに文章は冷静です。
それは探検家にとっては必要な
資質なのでしょう。
そうでなければ命の危険もあるの
だと思います。
昔の探検物語を読んでいる人に
とっては、良い意味の驚きを
もたらす語り口です。

なんといっても魅力的なのは、
このタイトルです。
アグルーカとは生き残ったかも
しれないフランクリン隊を示す言葉
ですが、なんともロマンチックな
響きがあると思います。

悲惨でしんどくて辛い極地探検
なのですが、根底にはロマンチック
な気持ちがあるのかもしれません。

 

 

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エラスチンは身体にいいもの!! 卓球大好き、綺麗になる事勉強中。 体にいい事・気になることなど書いていま~す。 アラフィフ女子の奇想天外なこと面白おかしく発信しています♪