「金閣寺」〈三島由紀夫〉を読んだ感想。難解な内容と明快な展開。

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主人公は金閣寺を燃やした僧その人で、
彼の幼少時代から金閣寺を燃やすまでの
展開を描きます。

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幼少時代から彼は吃音症を患っており、
そのことが他者と自分との間に深い隔絶
を生んでいました。

そして、他人の軍刀に傷をつけるなど、
美しいものに対してなにかしらの
サディスティックな願望を持っていたのです。

幼少時代、
父親と見に行った金閣寺は、
楽しみにしていた彼をどこか落胆させました。

しかし、金閣寺を見に行って帰ったあと、
彼の想像の中で金閣寺は、
どんどん美しくなっていったのです。

 

これが金閣寺と彼の始まりでした。

 

その後、金閣寺のところへと
僧として行くことになった彼は、
様々な人間と出会います。

よき友人、
変わった友人、
そして寺の僧たち。
これらの出会いと別れは、
彼の人生観に多大な影響を与えました。


彼らの影が深く
主人公の心に落ちていたのです。

特に良き友人は、
彼にとって大切な存在でした。
彼の心に光を与え、
また、彼もそれを見習おうとする良き心を
持っていました。
しかし、
その良き友人はなくなってしまうのです。

そしてその良き友人は、
変わった友人に悩みを打ち明ける手紙を
出していました。

 


親友だと思っていた主人公へは何も言わずに。

変わった友人はそれを自殺だと推定しました。

そして彼の人生観はみるみる変わって行き、
ついに金閣寺を焼く決心をしたのです。

そして物語のクライマックス、
金閣寺を焼いた彼は、
金閣寺と心中しようと最上階の部屋に
入ろうとするのですが、
扉が開きません。

 

金閣寺に拒絶されたと感じた彼は、
近くの山に逃げ、生きようと決意する
のでした。

陰鬱な展開に対してなんて清々しいラスト
でした。

 

 

 

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