「ナイルパーチの女子会」<柚木麻子>を読んだ感想。自分を振り返ってしまう本

広告

 

あらすじを見て主人公が同い年で
あったことに興味が沸き何気なく
読んだ一作でした。

広告

女性ならではのおぞましさと自分
を振り返ってしまう読んだ感想
としては、角田光代や辻村深月さん
の作品のような女性ならではの
ドロドロとした感情をえぐり取られ、
縛られるようなそんな作品です。

物語は2人の対照的な女性を題材
にしています。

 

1人は商社で働くキャリアウーマン
で仕事はできるが、どこか自分の
枠の中に全て収めようとする女性
栄利子と、一見ゆるくて自由に日々
を送っている主婦ブロガー翔子。

 

最初は意気投合するものの、徐々に
軋みが現れ始めるというものです。
もう
この設定から大体の流れは予想でき
そうなのですが、怖いのが登場人物
2人のどちらにも私は共感できな
かったのですが、2人が持っている
孤独感や猜疑心、虚栄心には女性
なら誰でもうなずいてしまう部分が
あると思います。

 

また女性の友人関係は、
深入りしてしまい一歩間違えば
依存関係になってしまいかねない
危険な点であるということも、
思わず自分の今までの友人との関係に
重ね合わせてしまうような気まずさが
ありました。

また、現代社会が抱えている顔の
見えないインターネットでの情報発信
の恐ろしさや、栄利子が働く商社で
取り扱っている回転ずしの魚の話等
ちょっとした怖い問題も混ぜこめられ
ていて興味を持って読めました。

読んでいるときは続きが気になり
一気に読み進めてしまいますが、
栄利子と翔子に対する違和感、
そして派遣社員の真織の狂気的な
行動に翻弄されて読了後はダークな
疲労感が襲ってくるそんな作品です。

 

 

 

広告
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)