「櫻の園」〈吉田秋生〉を読んだ感想。少女時代に引き戻される漫画

広告

 

私の高校は女子校でした。
この漫画を読んだのは残念ながら高校生
の頃ではありませんでしたが、
何度読み返しても胸が熱くなります。

広告

この漫画を原作とした映画も観ました。
なかなかよくできていましたが、
やはり漫画の内容にはかないません。

毎年チェーホフの「桜の園」を演じる
ことが恒例となっている、女子校の
演劇部の生徒たちを主人公とした
オムニバス形式の漫画です。

女子校にありがちな、ボーイッシュな
女子に憧れるというエピソードは、
実は私の学校にもありました。

 

短髪でボーイッシュな面白い女子が
生徒会長を務めると、学生集会の
たびに声援があがったものです。

物語は、何人かにスポットを当てて
描かれます。

 


映画でも軸になっていたのは、
演劇部のホープである倉田さんと
志水さんですが、彼女たちの淡い恋にも
似た関係には
「こんなにきれいなことはないよなあ」
と思いつつも、憧れました。

なかでも印象的なのは、
敦子のお姉さん(もうすぐ結婚する)が、
高校時代にはじめて付き合った男性に
再会した夜の姉妹の会話です。

婚約者がいるのに、
初恋の相手に再会して揺れるお姉さんが、
ためいきをつきながら言うのです。


「ほんとうに好きだったの。
はじめての相手だったのよ。
忘れるわけないわ。」

「忘れたら女じゃないわ」・・・

 

この、「忘れたら女じゃないわ」
は衝撃的でした。

後に敦子もボーイフレンドとの初体験を
経験し、
「きっと一生忘れない」
と振り返るのですが、
女性という性を考え直すきっかけに
なったような気がします。

 

 

広告
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)